誰かに見てもらうための、簡単なデザイン

初心者でもできそうなIllustratorで簡単に作れるキャラクターメイキング

先日、友達であるアマチュアアニソンアイドル(?)いよにゃんから、オリジナルアバター画像を作って欲しいと依頼を受けたので、作ってみました。
必要なアバター画像はサイズが小さく(100pxちょい四方くらい)、また使用される時は更に縮小されるのであまり複雑にはできず、制作規定にも「なるべくシンプルなものがおk」みたいなことが書いてあったので、なるべく簡単に、描き込みも少なくしてサクッと作ってみました。制作時間は1時間ほどかな…2回作ったから2時間くらいかかってるかな…?
複雑なことはせず、シンプルにサクッと時間をあまりかけずに作ったので、多分あんまりキャラクターとか作り慣れてない人でも分かりやすいメイキングじゃないかなと思って記事にしてみました。
初心者さんに読んでもらえるように書いたつもりですが、わけわかんなかったらすみません…。
キャラクターのアイディア出しなどもちょこっと書いてますが、あくまで自己流なのでその辺はご了承お願い致します…!

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使ったツール

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あんまり複雑な操作はしないのでこれくらいです(Ilustrator CC 2015のツール配置です)。
描いた図形を動かすための「選択ツール」、パスのアンカーポイントを操作するめの「ダイレクト選択ツール」、アンカーポイントを追加/削除するための「アンカーポイントの追加/削除ツール」、丸や長方形を描くための「楕円形/長方形ツール」、自由にパスを描くための「鉛筆ツール」です。

イラレと言ったらペンツールでパスを描いていくのですが、今回は鉛筆ツールを使ってます。フリーハンドで自由に線が引けるので、キャラクター作りなどはこっちの方が直感的に線が描けて時短できそうな感じがしてるので重宝してます。

方向性を決める

キャラを作るとなったら、まずどんなキャラなのか、方向性を決めます。
これはクライアントと相談して決めますが、その時にクライアント側から「こんな感じ!」って参考資料などを渡されることもありますが、「全部お任せします」と言われてしまうと途方に暮れるわけです。
そんな時、希望の雰囲気や色合い、どんなシーンで使うのか、性格の設定などをヒアリングする…あとは会社や商品から受けたイメージから最初は作ったりします。
今回の場合は、本人の写真をもらって、あとはまず作ってみよう!って感じだったので、アニソンアイドルということもあって、アニメっぽいほうがいいのか…と思いつつ、でもアニメキャラのデフォルメって結構描き込み多くない…?だったらもうちょっとそれをシンプルに…?でもいよにゃんってアニメっぽいというよりゆるキャラみたいな方が似合ってるかも…?などと悶々と考えた結果、作ってみたのがこれです。

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無難にサ◯リオっぽくしてみた。
だって…誰にでも愛される可愛いキャラっていったらサ◯リオじゃない…!
そう言って守りのデザインを作る私。自画像とかだったら全然攻めるんですけど、他人の依頼ともなると保守的になることありません…?
そしてこれは非常にシンプルな作りで縮小されても大丈夫そう。

どうやって作ったのか

見たら分かると思うんですけど、ほんとシンプルなパスで出来ています。
線画はこんな感じ。

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パスのアンカーポイントもなるべく減らしています。あんまりアンカー多いの好きじゃないんで…。
(社畜時代にレーザーカッターのカットラインになるパスデータ作ってたことがあるんですけど、アンカーポイントが多いと綺麗なカットラインが出ないというのもあって、なるべくアンカーを削除する癖がついたのもあります)
そして更にパーツ分けしたのがこちら。

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複雑なのはあんまりないですね。ほんと簡単な丸型などを組み合わせて作っています。顔の輪郭、耳(完成では見えないですけど)、目などの顔パーツ、マイクは、楕円形ツールや長方形ツールで描いています。

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基本中の基本の動作ですが、顔のパーツは主にこれで作っています。輪郭とか目とか耳とか。全部正円を変形させて描いています。
そしてダイレクト選択ツールを使って形を微調整していきます。
眉や口の線も円を切り取って作ってます。
このように、パーツの作り方は簡単で、それをバランスをみて配置していくだけです。

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顔のパーツを配置して、ハゲた状態はこんな感じです。あんまりアイドル関連でハゲとか言っちゃダメですね。
次は髪を描きます。

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髪ですが、顔のパーツを挟むので、重なりを意識して前髪と後ろ髪は別のパーツにしておきます。
これは鉛筆ツールを使って描いています。鉛筆ツールを選択して、マウスなどで(私はペンタブを使ってますが)フリーハンドで髪のラインを描きます。

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フリーハンド一発で描いたら大体こんな感じです。一発で上手く描けるはずがありません。
こんないい加減な線を、ダイレクト選択ツールで顔に合うように整えていきます。必要に応じて、アンカーポイントを追加したり削除したりもします。これが一番根気のいる作業です…慣れればちょっとは楽になるんですけどね…。
体と服もフリーハンドで描いていきます。
マイクは丸と長方形を組み合わせて作ります。

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出来上がったパーツを、バランスを見て組み合わせます。
こういう風にパーツ分けしてデジタルで作業することのいいところは、パーツの微調整やバランス調整が簡単にできること。
アナログで描く絵や造形物などは、一度作っちゃうと修正が難しいところがあります。
デジタルなら、ざっくりパーツを作ってから何度でも調整ができます。

バランスをみてパーツの拡大縮小や形を整えて完成です!

ところがボツになりました

今までお付き合い頂いた「サン◯オ風いよにゃん」ですが、ご本人のご意思によりボツとなりました。
よっ…よくあることだよ…?
いよにゃんから、踊ってるような動きをつけて、髪型を変えて、目に光を入れてほしいとのご要望を頂きましたので作り直します。
作り直したのがこちらです。

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よりアニメっぽくなりました。
パーツはほぼ使いまわしていて、若干の変更を加えたのみですが、目を変えて動きをつけただけでだいぶ違いますね。
前回はサ◯リオをイメージして作りましたが、今回はヲタクグッズを参考にしました。
私今絶賛アイドリッシュセブン(スマホゲーム)沼中なんですが、スマホやカバンに推しキャラのデフォルメされたラバーストラップなどをつけておりまして、それを見て「これだ!」と思って参考にして作りました。アイナナはいいぞ。

今回はただのアニメキャラのデフォルメ…ではなく、シンプルな線で描くことも求められています。ラバスト(ラバーストラップ)などはかなりデフォルメされた、分かりやすい線で構成されています。

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参考画像・ガシャポンワールド
ラバストとはこんなものです。色もちゃんと分かれてて、線もはっきりしてて分かりやすい。
こういうデザインを参考に描き直しました。
ガシャポンだけでなく、一番くじ倶楽部|バンプレスト公式 一番くじ情報サイトなどのくじ景品にもラバストやデフォルメキャラはあります。
作品によってちょっと違う感じにデフォルメされてるものもあるので、数が多いので全部が全部見れないかもですが何かの参考になるかもしれません。

いよにゃんを分解しようぜ!

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前回とあんまり変わりません。パーツの作り方も一緒。
一部ちょっと変更しただけです。
鉛筆ツールでフリーハンドで描いた丸をつなげて三つ編みカチューシャを作ったり、丸をつなげてドレスの腰部分の飾りを作ったり。
前回よりも手が込んでるように見えるかもしれませんが、いうほど手を加えていません。

ただ、こんな風にキャラパーツを作って組み合わせるには、人の手の形や髪の流れ、ポーズなどを理解していないと上手く組み合わせられないことがあります。特にこういう風に動きをつけるとその部分が重要になってきます。
私もデッサン力とかないのですが、この辺はさっき上げたようなラバストのポーズを参考にしたり、似たような構図のイラストや写真を参考にして描いたりします。
最初はイラスト等をトレースしていってもよいと思いますが、あんまりトレースすると著作権に引っかかる可能性もあるので…なるべく画像は「参考程度」に、オリジナルで描くようにはしています、、、。

アニメの目とは

アニメっぽい目の描き方というのはいっぱいありますが、オーソドックスなのが今回のいよにゃんのおめめみたいな感じですかね。
私も漫画絵には興味があって色んな目の描き方を見ましたが、それぞれ違いはあれども大体は瞳の輪郭、光彩、中心の濃い丸の3つで構成されてる気がします。
あとはそれにまぶたの曲線と、女の子ならまつげがあるとそれっぽくなるのではないかと。

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今回のいよにゃんのおめめは左のタイプですが、本来は右のタイプ(目全体の色が薄く中心が濃い)が多いと思います。
今回左にしたのは、なんとなく黒目がちな感じがしてこっちのが本人の雰囲気にあったからですかね。
瞳の丸は、正円よりもちょっと潰れた感じの方がなじむと思います。キャラクターの場合、正円やかっちりした長方形を使うより、手描き感があるラフな感じの方がそれっぽいです。

そんなこんなで完成しました。

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それぞれのパーツを組み合わせて完成です。
もうちょっと手を入れる場合、肌や髪に光彩や影を加えたりもしますが今回はここまで。
これで無事オッケーもでました!

以上イラレで簡単にできるキャラクターメイキングでした。
人の体の仕組みやポーズ、パーツの重なり構造が理解できていれば、あんまり難しくないんじゃないかなと思います。
ポーズの研究とかは、ほんとデッサンするとかそういうので力をつけていくしかないと思いますが…(私も人のことは言えない)
個人的には鉛筆ツールが使えればベクターデータでキャラクターは作れるんじゃないかと思います。
出来上がったものを見ると「どうやったのこれ!?」と思うこともありますが、分解して考えるとあんまり複雑ではないです。組み合わせてるだけだよ!

今回の依頼者であるいよにゃんはツイッターや動画配信もしてて、東京などでライブもしてるそうです。
いよにゃんのお部屋*キャラメルシフォン – SHOWROOM(ショールーム)
いよにゃん | Twitter
私もライブは行ったことないけどいよにゃんの歌とダンスが上手いのは知ってる。

こんなレポがお役に立てるかどうか分かりませんが、、、
それでは!Have a nice design!!