誰かに見てもらうための、簡単なデザイン

M・A・Cのビジュアルからみる、憧れを感じさせるイメージ作り

M·A·Cが好きです。パソコンじゃなくて化粧品です。MacではなくMACです。
MACは今や主要百貨店には必ずしも入っているコスメブランド。ちょっと日本人離れしたビジュアルを打ち出しています。
日常のメイクというよりは、舞台メイクのような。そしてどことなくゴジックさを感じさせます。
「こんなメイクせんやろ(;´Д`)!!」と思いつつも「カッコイイ(゚∀゚)!!」と想わせるビジュアル作り。
そのブレないブランドイメージの確立、それに伴う色使いや構成などなど、何だかデザインを考える際の参考になると思ったので、去年一年間、MACのビジュアルを集めてみました。
「私には無理…」と想いつつも、それでも女性としてどこか憧れを感じる、その力で商品を魅力的に見せる手法に長けている(と思う)MACすごい。

M·A·Cとは?

Make-up Art Cosmeticsというカナダの会社で、頭文字を取ってMACです。1991年にニューヨークで第一号店をオープン。
元々はプロ用の化粧品を作っていたようですが、今は広く一般に販売されています。しかし品質はプロそのものだと思います。その分、日本メーカーの一般的な化粧品よりは、ちょっとお高めかも…まぁ化粧品ってピンキリですけど…。

それから日本にも展開されてきています。フラッグシップショップは表参道。
私がMACを知ったのは、多分8年くらい前。ファッション雑誌のMAC特集を見て。その日本にはないビジュアルと、あとアイシャドウなどのカラーパウダー系のカラーリングがとても綺麗で充実しているのが気に入って。
その頃ショップに行きましたけど、まだ心斎橋にしかなかった気がする…(いや梅田にもあったかもしれない)。兵庫県民なので、わざわざ大阪まで行きました。今は神戸にも、大阪にも何店かあるんですけど。

ここ何年かでお店も増えましたが、MACを有名にしたのは「ジェルアイライナー」かと。MACでは「フルイッドライン」と呼ばれているシリーズで、ジェル状のアイライナーです。粘膜にくっきり描くことができるので、発色がよく化粧崩れしにくいアイライナーで、当時のギャル達はこぞってつけていたような(違ってたらすみません)。
他にもリップガラス(MACではグロスをガラスと呼ぶ)が定評あります。ほんのりバニラの香りがして、つけると思わず食べたくなるんですよね。そんな遊び心があるところもMACのポイント。

2013年のM·A·Cのビジュアル

画像は公式サイトからのキャプチャです。全てのコレクションを網羅しているわけではありません。
とりあえず1月からみていきましょうかねー。
ゆるゆると集めていたので、時系列がズレてるかもしれませんすみません。

冬〜春

38_prest_pigments

プレスト・ピグメントというシリーズ。
春の訪れを感じさせるカラー。
ピグメントとは、キラキラしたカラーパウダーで、アイシャドウにしたり、ナチュラルカラーなら肌にハイライトとして入れたりするマルチなもの…だった気がする。
日常生活でこんな派手にアイシャドウつけることないですけど(しかも眉毛まで)、色の綺麗さを感じさせるビジュアル。こんな色身につけたい。こんな眉毛してみたい。

38_studiofix

これはアイラインの宣伝?と思いきや、スタジオフィックスというリキッドファンデーションの宣伝。
肌ツルツルですね。目の下の黒いライン(くまどり?)は、この肌の白さを演出するためのものか。

mac_fasionsets

ファッション・セッツ。
アイシャドウ、アイライン、リップ、ネイルなどが同じ色で統一されたコレクション。
「唇に紅をさす」という常識を覆す、まさかのベージュリップ。さすがに青のリップはないか…。
めっちゃ思い切ったビジュアルだと思うんです。

mac_bakingbeautiful

ベイキング・ビューティーズ。
ケーキのデコレーションにインスパイアされたコレクション。デコレーションを感じさせるようなデザインと淡い色使いが可愛い。
これですごいと思うのは、ケーキ=フランス=白人?といった感じで、スイーツ系のビジュアルでは白め肌の子を起用しがちですが、暗めな肌の女の子を起用していること。
暗めの肌の人って、大人っぽさを感じることが多いと思うんですけど、そうではなく幼い雰囲気を醸し出しているところも面白い。
パステルカラーと暗め肌のギャップがとても素晴らしい。ベイキングビューティーズってタイトルもカッコイイなぁ。

38_orange

オールアバウトオレンジ。そのまんま。オレンジ色のメイクアイテムのコレクション。
清々しいほどオレンジ。オレンジ色の持つ世界観を表したようなビジュアル。オレンジの濃淡とそれを際立たせる色で世界が成り立っている感じ。

mac_riri

リリ・ラブ・MAC。
リアーナとコラボしたコレクションでシリーズ化しています。
リアーナの特徴でもある、黒髪、小麦色の肌、赤いリップを体現したシリーズで、これぞ大人の女!といった感じの商品展開。
こんな女性に一度はなってみたいと思う人、多分多いよ…多いはずだよ…!
いつかこうなりたいと想わせる心は、購買心をくすぐるんじゃないかと思います。

mac_temperture

テンパーチャー・ライジング。
これ見て吹いたシリーズその1。ついに水着の男性が∑(゚Д゚)!どこが化粧品なのか分からない。
完全なイメージ戦略ですねー。ちなみに「セクシーで暑い夏の夜を表現した情熱的なカラーコレクション」だそうです。なんか納得。
テンパーチャー…温度、というのは、カラーコレクションのタイトルとしては素敵だと思うんです。色の温度ってかっこいい。しかも夏っていう季節もあいまってかっこいい。

38_tempurture_cosme

実物の色がどんな色なのか想像し難いですが、商品のセクシーさはよく伝わってきます…。これがイメージ作りか…。

mac_illustrated

イラストレイティッド。前回と打ってかわって遂にイラストに!!
イラスト・アートの魅力と化粧品を融合させたコレクション。
人物も良いけど、イラストはイラストならではの魅力があります。イラストでしか表現できないことがある。
そこに目をつけたのがすごいと思いつつ。まどマギの魔女にいそうだなと思いつつ。

38_taboo

トロピカル・タブー。
先ほどのテンパーチャーと似たような感じですが、こっちはタブー。禁断。
「エキゾチックでグラマラスなカラーコレクション」…サンバの情熱を輝くカラーに詰め込んだコレクションだそうで。
サンバΣ(゚Д゚)!!
よくある「オフィスで輝くモテカワOL」みたいなコンセプトではなく、一般向け化粧品でもサンバとかインスパイアしちゃうあたり、やっぱ只者じゃないわ。
この感性が大好きです。禁断っていわれたらやりたくなってしまう人情も上手く捉えているのでは。

mac_pigment

プレスト・ピグメント。
春のとこでも出た「プレスト・ピグメント」の新色の紹介。
春はパステルカラーでフワッとした感じでしたが、夏はグリッターでキラキラ。ホント、夏の夜みたいな。
季節感も取り込み、そして大胆に表現。
こんなメイクが似合う、華やかなパーティとか行ってみたいですね。

mac_indulge

インダルジ。
五感を刺激するような、贅沢な味わいに満ちあふれる夢の饗宴…だそうで。
インダルジ、という言葉には「溺れる」という意味があるのかな?
超ゴージャスハリウッドセレブ級。こんなにくっきり描ける黒のアイライナー欲しくなるよね。
これほどゴージャスな気分はなかなか味わえないかもしれませんが、化粧品なら買えます。

mac_retromat

レトロ・マット。
秋になると茶色やベージュなどのレトロさを想わせるカラーが主流になってきます。
そこに投入された、どこかレトロさを感じさせる色合いのリップコレクション。
夏はギラギラしてましたが、秋冬はマットで落ち着いた感じ。マットさもハンパではなく、高級感を感じさせるマットさですね。
秋冬カラーに埋没しない、ちょっと鮮やかなカラーも可愛い。
この切り替えの早さがすごいわ…化粧品業界では普通なんかな?

mac_mineraraoze

ミネラライズ。
MACでは定番のファンデーションコレクション、ミネラライズシリーズの広告。
パッと見でファンデーションをアピールしたいことが分かりますよね。余計な部分は一切見せてない。
黒色でシェーディングしているところとか、ちょっと仮面っぽくて怖い気もするんですけど、その裏で美しさも感じます。
なんか断捨離という言葉が頭をよぎりました。

mac_rick1

リック・ベイカー。
これ見て吹いたシリーズその2。キタコレ。もはや特殊メイク。
ハリウッドの特殊メイクアーティスト、リック・ベイカー氏とのコラボらしいです。
ハロウィンだからって、一般の化粧品広告で、ここまで思い切ったものを見るとは思いませんでした。
一応普通の化粧品らしい製品も出てるコレクションですが、特殊メイク用の製品も出ています。

このシリーズのプロモーション用動画があるんですが(リンク先は動画です。音が鳴ります)、これはもはや日本の女性がするメイクではなかったです。
ほんま、MACはブレない。媚びない。

mac_natural

プロ・ロングウェア。
先ほどの特殊メイクとは全く違うナチュラルメイクが登場。振り幅広いよ。
これは今まで紹介した中でも、一番ナチュラルメイクじゃないかと思います。
ファンデーション、アイライナー、コンシーラーの宣伝ですが、それぞれのベーシックな使い方・特徴を、奇をてらわずガツンと出した感じですかね…。
素直に綺麗と思えるビジュアルです。

最後に

MACの提唱するアジアンビューティメイクをご紹介します。

mac_polishedface

うんやっぱり日本のテレビや雑誌では見ないスタイル。
美しいですけど、一歩先をいってる気がします(個人的な感覚です)。

以上ざっとですが紹介しました。私はMAC信者なので、コメントとかなんか偏っちゃったかもしれません…。
MACのブレない世界観は本当にすごいと思います。こんな発想力とデザイン力が欲しいです。
今年のビジュアルにも期待しています。

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それでは!Have a nice design!!