誰かに見てもらうための、簡単なデザイン

ダサくなどない(`;ω;´)!ブラッシュスクリプトの使い方を考える #LOVEFONT

この記事は#LOVEFONT Advent Calendar 2013 – Adventarの19日目の記事です。
12月1日から25日まで、誰かが好きなフォントについて語って下さっています。
初参加の今年は「Brush Script」という、街でよく見かける、割とメジャーなんじゃないの?と思うフォントについて書きます。
ご存知の方も多いはず…!

blushscript_03

Brush Scriptとは

FontBook_brushscript

ブラッシュスクリプト、と読みます。
1942年、アメリカにてロバート・E・スミスさんによって原型が作成されたそうな。え、そんなに古いの…?
WindowsならOfficeシリーズにバンドルされているようです。MacならOSに元から入っているかと(ちゃんと検証したわけではないので、入ってなかったらすみません…)。
なので大抵のパソコンにはすでにあると思うんですが、もし入っていなくても、ダウンロードできるサイトがあります。ググってみたら有料も無料も見当たったのですが、英語サイトが多く、権利関係がよく分からないのでリンクは載せないことにしました…すみません…ダウンロード等のご利用は、規約を確認して自己責任でお願いします(と言って逃げる)。
Brush Scriptには MTやStdなど、後ろにアルファベット表記のあるものがありますが、「MT」「Std」は、会社名?らしい。心持ちMTの方が細くて小ぶりです。
↑上の内容、私個人が勝手に調べたものなので、違ってたらすみません…。
アメリカ生まれと聞いて、なるほどな、と思いました。アメリカっぽい。

私とブラッシュスクリプトとその感想

私がこのフォントとよく関わるようになったのは、前職でロゴデザイナーをしていた時。
デザイナーではない一般のお客さんからの書体を指定を受け、それを使ってロゴデザインをすることが多かったのですが、ブラッシュスクリプトでの依頼が…多かった…会社の受注システムの都合でもあるんですが、ブラッシュスクリプトの指定は多く、よく格闘した記憶が…。

私は、このフォントは街中でよく見かけると思っていて、その理由は多くのパソコンに入っていて、分かりやすい見た目だし、他に良さげな筆記体フォントがないのであればこれでいいや!と思って使ってる人も多いんじゃないかな…と勝手に思っています。デザイナーさんでも非デザイナーさんでも。妄想。
ちょっとマイナスな書き方ですが、特にこだわりのない人などが十分に満足できるだけのクオリティを持ったフォントだと思います。もちろん、アメリカンなものを作るときにも役立ちます。
大抵のPCに入っているので、一般の方でもサッと使えます。恐らく一般の方が使用している例もよくあるかと。ぱっと見て、ちょっと古臭い感じがしますが、いかにも筆記体!みたいな、分かりやすいカッコよさがありますよね。こういう分かりやすいカッコよさは、デザインに詳しくない人でも「これ使おう」と思わせる動機になると思うんです。
しかしこのような動きのある筆記体フォントは、文字組みがしづらいです…。文字組みに関して知識をお持ちの方なら、ちょっと考えさせられるフォントかもしれません。デザイナーさんならわざわざこのフォント使わなくても、もっと今風で組みやすい筆記体フォントを持ってたりしますよね…。
ちょっと古臭さもあいまって、使うところを選ぶフォントかもしれません。しかし大人気。

街で見かけるブラッシュスクリプト

この記事をを書こうと思い立ってから3週間、「日常生活でブラッシュスクリプトを見つけたら写真を!」と思っていたのですが、多いこと多いこと。引きこもりの私でも、よく出会いました。
結局写真(スクショ)を撮ったのは一部だけですが、ご紹介します。

Be-witch_sc2

赤穂市の美容室 『Be-witch(ビーウィッチ)』
美容室のロゴ。雰囲気になじんでいて何だか良いカンジだなぁ。

Kiss_Music_Presenter

Kiss Music Presenter
兵庫県民ならおなじみ?KissFM内の番組「Kiss Music Presenter」のブログ。名前にブラッシュスクリプトが。

one_fbpage

結婚式ビデオ屋 ワン
結婚式のプロフィールムービーなどを制作している会社さんのロゴ。グラデーションにしてもいい感じですね。

IMG_1364

神戸っ子の洋菓子処、三宮のケーニヒスクローネの店舗にて。めっちゃブラッシュスクリプト。
夜に撮影したのでちょっと分かりづらい…(;´∀`)

aeon_pokka

イオンのトップバリュのクッキーのパッケージと、ポッカのインスタントスープのパッケージにもいた。

他にも、キッチン用品のロゴや、肉屋、雑貨屋の看板、トラックの塗装、アイドルのCDなど、色んなところで発見しました。
業種や商品を問わず、色んなところで使われています。
長い時を超えて、今もバリバリ使われてるフォント。なんかちょっと感動しました。

しかしちょっと気になったことが。

saruru_sc

Saruru 辻希美プロデュースブランド
辻ちゃんプロデュースの子供服ブランドのロゴにも使われています。辻ちゃんといったら何かとブログが炎上気味。このSaruruでも…

saruru_dokuzyo_sc

辻希美の子供服ブランド「Saruru」がついにデビュー! →「ダサい」と総叩き、パクリ疑惑まで浮上 | 毒女ニュース
炎上してた。うーん…。
んで、このスレッドの中にあったコメント。

saruru_dokuzyo_comment

ブラッシュスクリプトで出来たロゴもダサいって言われてた。
ぶっ…ブラッシュスクリプトォォォォォォーーーーー(´;ω;`)ブワッ!!!

だっ…ダサいの??

まとめサイトのコメントの一部だからって、気にしなくても良いかもしれませんが、確かにブラッシュスクリプトって使い方によってはダサくなる時もあると思います…。
形が独特ですよね。特に大文字なんて個性的です。使いにくいです。かっこ良く見せづらい時だってあると思います。あと先程も書きましたが古い感じがします。80〜90年っぽい?と個人的に思ったりします。精一杯disります。
でも…でもっ!かっこ良くみせるコツは…あると思うのっ…(´;ω;`)ブワッ!

ダサくない使い方を考えてみた

私個人の感覚ですが、ブラッシュスクリプトの活かし方で、思いついたことを書いていきます。

大文字ばかり並べない

FontBook_brushscript

この通り個性的なブラッシュスクリプトの大文字。小文字に比べて自由極まりないです。
IとかQとかTとか、ぱっと見でそれだと気づきにくいフォルムですね…。
ブラッシュスクリプトの大文字ばかり並べたロゴをたまに見るんですが、この大文字ばかりでバランスを取るのは難しいかと。
それに比べて小文字は比較的使いやすそうで、形も整っています。
頭文字は大文字、それ以降は小文字という使い方をすると、多分組みやすいかも。

blushscript_07

ただ打って並べただけ、カーニングも何もしてませんが、それだけでも全然違いますね。
視認性もスタイルも、小文字を入れたほうが綺麗にまとまってると思います。
大文字と小文字を併せて使うことで良さが活かされるフォントなのかも。っていうか、筆記体フォントは大抵そうですね。

カーニングと筆記体のつながり

ブラッシュスクリプトは筆記体です。なので、ペンでサラサラっと書いたように文字を繋げるのがポイントかと。
文字間をなるべく詰める、段になっているところはくっつける…などすると良いと思います。

blushscript_11

文字間の段差をなくし、隙間を詰めました。あと、全体的な文字間も詰めてます。文字間詰めたほうが綺麗に見える気がする(個人的に)。あくまで自然な感じで、ですが…。
ぱっと見ではあまり変化が感じられませんが、なめらかに繋げることって多分大事ー。

文字の変形

前に、ロゴの作り方について記事を書いたのですが、そこでも出たような変形方法を使ったり。
面倒なら単純に傾けるだけでもいいですし、アーチ状に配置したりしても良いかも。

blushscript_14

傾けるだけでニュアンスが変わるー。好き好きかもですが。

blushscript_18

アーチにしてみたり。星も置いてみた。雰囲気出てきていいんじゃないの。

カラーリングを考える

色…色やわー。フォントの使い方に色?って思いますけど、やっぱり色が綺麗だとフォントも映えると思います。

blushscript_22

フォントや単語が活きる色ってあると思うんです。なんてそんな偉そうなことは言えませんし、なんか感覚で決めちゃってますが。
辻ちゃんとこのロゴも、ベタ塗りの白黒じゃなくて、もっと綺麗なカラーリングにしたらもっと良くなるのでは、と思いました。なんか上からですみません。何様。

洋風装飾

アメリカ生まれのブラッシュスクリプト。アメリカ感満載のブラッシュスクリプト。
洋風な装飾がよく合うと思います。
今年の#LOVEFONTの中の記事「フランス好きならLino Script」 でも、フォントの出身地や歴史を知り、それに合わせるといいかも、みたいなことが書かれていますが、ブラッシュスクリプトもそうかもです。
メイドインジャパンなギャル風よりはアメリカンがいい…(ごめん辻ちゃん)。いや、あれはあれで1つの文化だと思うんですけどね…。実際よく売れているわけですし。
ブラッシュスクリプトは、作例にずっと出してるクリスマスや、オールドアメリカンなんかも合いそうだ。

blushscript_25

例が極端すぎるような気もしますが、うん、アメリカンテイストの方がいいわ。
というか、紅葉の写真を合わせたところで、フォントのアメリカっぽさは消せませんね。
この個性を活かせれば、かっこよく使える…のかも。

ブラッシュスクリプトを擬人化したら

「この人、昔オシャレだったんだろうなー」ということを思い起こさせるおじいちゃん…ですかね。
なんか今脳裏に「ヴェルタースオリジナル」という単語が出てきましたが、多分遠くないです。
妄想妄想。

というわけで、#LOVEFONT19日目、ブラッシュスクリプトの記事でした。
個人的にはこれからもお世話になるだろうフォントです。私よりもお年寄りなフォント。これからも長生きしてほしいものです。
お使いのパソコンにも恐らく入っているかと思いますので、是非触れてみてください。
明日も#LOVEFONT Advent Calendar 2013 – Adventarは続きます。楽しみだー☆

それでは!Have a nice design!!