誰かに見てもらうための、簡単なデザイン

パワーポイントで綺麗なPOPを作ってみよう【2・写真を大きく使ったデザイン編】

前回のパワーポイントで綺麗なPOPを作ってみよう【1・基本とメニュー編】に続いて第2弾です。
今回は、パワポの機能を使うというか…写真の力を借りるというか…の「写真を大きく使ったデザイン」をしてみようかと思います。
写真を使ったデザインについては別記事でまとめているのですが、綺麗な写真を使うと、使うソフトがどうであれ、綺麗なものが出来上がります。
いやそりゃ良いソフトを使うに越したことはないんですが。
別記事でまとめた「写真を活かすデザイン」を、パワポでどうするか、という手順を解説していきたいと思います。
パワポの技術的な内容ですが、難しいことはなく…簡単な作例でサラッとやりますよ!
ちょっとパワポ触ったことある人向けです。

前回と同じ、OSはWindows8、PowerPointのバージョンは2010でやっています。2007とか2013とか、そんな遠くないバージョンだったら大体同じことができるかと思います。

そして、この記事でも引き続き@akko_babyblueさんにお世話になりました。技術面の相談などなど。いつも色々ありがとうです!

綺麗な写真が撮れた時や、写真を見せるデザインをしたい時などに活用して頂ければ幸いです。

よろしければこの記事の前に前回の基本編も読んでやってくださると良いかもしれませぬ。

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その前に、写真を活かすデザインについておさらい

前の記事で書いたことのおさらいなんですが。
写真を活かすためのデザイン、というのは少なからず存在するものでして。
そこで、そのコツ?みたいなのを簡単にまとめました。

写真を大きく使ったデザインは大きく分けて2つ
厳密に言うと2つではないんですが、メジャーで分かりやすく、やりやすいのは2種類かなぁと。「写真をどーんと置き、その上に文字を乗せる」「写真と文字の部分が分かれている」です。
写真を載せる時は、背景をベタ塗りに。
写真を載せた時、背景などの周りの色は飾りをつけず、ベタ塗りにした方が、写真が映えます。
写真の色合いにもよるんですが、薄い色、そして装飾も控えめにした方が馴染みやすいかもです。
文字を乗せる時は、さりげない装飾を
写真の上に文字を乗せる時は、文字に影を入れたり、周りに枠線をつけると、写真と文字の差別化ができます。そういった装飾をしない場合、文字はどーんと大きく置いても効果的です。
透明やグラデーションを使う
写真に文字を乗せる時は、文字の背景に透過した四角や、徐々に透明になるグラデーションを置いたりするのも効果的です。折角の写真をごっそり隠してしまわないように。
また、透明効果を使うと素人っぽさをちょっと脱却できる気がしています。
写真のいい部分だけ使う
影が入って写真が上手く撮れなかった場合や、周りに余計なものが写ってる場合、その部分を切り取って使ったり、料理だったら対象物(料理)を拡大して使うのも手です。美味しそうに見えますよ!

本当に簡単なおさらいですが…。詳しくは前の記事「写真を大きく使ったデザインの特徴と簡単な作り方を考えてみた」をご覧ください!

今回の作例

なんかもうめっちゃすごい作例!というわけでなく申し訳ないと思っていますがこんな感じ。

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写真の上に文字を乗せた、乗せまくった例。

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写真と文字を分けた例。これは作りやすそう。

写真はPAKUTASO/ぱくたそ-すべて高品質の無料(フリー)写真素材さん、写真素材 足成【フリーフォト、無料写真素材サイト】さんのものを使わせて頂いています。

写真の上に文字を乗せた例から

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これどうやってやってるの?って想像つきそうですが、順番に解説していきます。

まずは新規ファイルを作成し、ページ設定をA4の横に。そして写真を挿入し、用紙サイズいっぱいに写真を配置します。

タイトル

「街をキレイに、心をキレイに」というタイトル文字。これはそのまんま、影をつけています。

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影ですが、上部メニュー「ホーム」のリボンメニュー内にある「図形の効果→影」から簡単につけれますが、ここでつけられるのは一定の効果なので、影の向きや大きさなど微調整したい時は、ここからではなく、文字列を選択した状態で右クリック→文字の効果の設定、から行います。

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ここをクリックして…

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その中の「影」メニューから。
標準スタイル、というところは、影の向きを外側、内側、投影方式などから選べます。
色はその通り影の色で、その下で影の透明度やサイズなどが選べます。
今回は影をあまり大きくせず、ちょっと立体感を加えた程度になっています。個人的にはこれくらいの、さりげない影が好きです。影を大きく濃くするとダイナミックな仕上がりになりますが、さりげなく文字を強調したい時には、あまり大きな影をつけないのがオススメです。

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上の設定で、アップにするとこんな感じです。結構キレイに影がついてませんか?
影は右下に落ちていますが、上の設定で、影の距離を0ptにして、ガツンと右下に影を落とさず、文字の周りにぼんやりと残るようにしています。これで文字の周りに、細くてボンヤリした線があるように見えます。
ちょっと文字がハッキリしますね。こういう効果を使うのは好き好きですが…なんとなく綺麗に仕上がったので、このまま採用しました。  

見出しのリボン

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これはリボン型の図形の上に文字を重ねています。
リボン型ですが、これは四角の図形を描いて、右クリック→頂点の編集、で、点を付け加えて描いています。
Illustratorでいう「パスの編集」みたいなもんですね。

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ホームメニューから図形を選んで描きます。そして描いた図形を選んで右クリック→頂点の編集。

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赤線の上をクリックした状態でドラッグすると、黒い点(頂点)が追加されます。
そしてその左右に白い点がでます。これがハンドル。このハンドルを操作することで、線の形が変えられます。

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この機能を使って、四角の左側の線に頂点を追加し、左右のハンドルを折り曲げてリボンの形を作ります。

次はリボンの色。リボンを選んで右クリック→図形の書式設定。

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今回、このリボンはテクスチャで作っています。
テクスチャとは、色をべたっと塗るのではなく、質感を加えるもの。布や紙のような質感が加えられます。
塗りつぶし(図またはテクスチャ)を選び、その下のテクスチャと書かれている四角から、使用するテクスチャを選びます。
そして図をちょっと透過させるので、下の透過性スライダーも25%にしておきました。100%に近くなればなるほど透明になっていきます。

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紙、木目など色々ありますね。
この中から、今回は無難に和紙風をチョイス。
そしてその後は、色とか鮮やかさを調整していきます。

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メニューの「図の色」で、テクスチャの彩度(鮮やかさ)や色合いを変えることが出来ます。
ちなみに「図の色」の上の「図の調整」では、明るさやシャープさなどが調整できます。
画像処理ソフトがなくても、パワポだけで調整できるなんて…!すごい時代がきたもんだ。

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色の変更から、色んな色が選べます。
今回はオレンジをチョイス。

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あと、周りをぼかします。
メニューの「光彩とぼかし」から、ぼかしを5ポイントかけました。

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これで、あとはホームメニューからテキストボックスを作り、上に乗せて、白で文字を入れて完成。
ぼんやりした仕上がり。

説明文エリア

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さっきのリボンみたいなややこしいことはしないです。まずはホームメニューから、テキストボックスを普通に作ります。

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テキストボックスを選んだ状態で、右クリックの書式設定。何度も出てくる。
「塗りつぶし」メニューから、塗りつぶし(単色)、色を白に、透過性は30%にしました。
周りはぼかしています。メニューの「光彩とぼかし」から、リボンでやったのと同じです。

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ここで注目すべきは、メニューの「テキストボックス」
内部の余白(文字の開始位置)をここで設定できます。
他にも、文字の配置や縦書き、横書きを設定できたり、テキストボックス系はここで設定できます。

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テキストボックスにも、インデントが設定できます。知らんかった!
Wordなどでもお馴染みですが、上向き三角の記号は「ぶら下げインデント」、改行をした2行目以降の開始位置を設定できるものです。
カギカッコ型のものは「左揃えインデント」、タブキーを押せばこの位置までカーソルを飛ばすことができます。
これで日時などの項目と、その説明文を揃えて書いています。
設定の仕方は簡単。

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テキストボックスを選び、上部の「表示」メニュー内の「ルーラー」にチェックを入れ、定規を表示させます。
そしてそこに表示してあるアイコンを、好きな位置に移動させるだけ。
カギカッコ型のアイコンが出ていない場合、定規の上をクリックすると、カギカッコアイコンが出てきます。

これで文字位置などを調整していきます。

あとは影をつけた矢印記号を、各項目のポイントに置きました。それだけ。

おにぎり

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おにぎりの写真を丸く抜いて、周りを緑色にぼかしています。
まずは丸い図形を描く。その後はまた右クリックの「図の書式設定」から一気にします。

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「塗りつぶし」メニューから、「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」を選び、下の「図の挿入」の「ファイル」ボタンから、使いたい写真を選びます。
そうすると!丸の中におにぎりの写真が現れます!

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写真の位置の調整は「トリミング」メニューから行います。
「画像の位置」では、写真の大きさや表示位置を調整することができます。幅を広くすると、写真がびよーんと横に伸びたり。
横方向に移動、縦方向に移動、で、表示されている写真の位置を変えることができます。
あまり移動しすぎると、写真が切れちゃうことがあります。

その下の「トリミング位置」では、写真ではなく、丸(元の図形)の大きさを変えたり、位置を変えたりできます。

この2つの数値を調整して、おにぎりを良い位置に表示させます。

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周りの緑色のぼかしは「光彩とぼかし」メニューから。
光彩メニューから、ぼかしの色、大きさ、透明度などが設定できます。今回は色を緑に、サイズや透過性は上記のように設定。
こででおにぎりの部分は終わりです。

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おにぎりの背景に、オレンジ色のテキストボックスを傾けて置きました。
周りには、薄い緑色の枠線を引いて。緑で合わせてみました。

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あとは右下に、白で文字を入れて終わり。
長かったような、その割には簡単な事しかしていないような。
最近のパワポには、パワポだけで写真を色々調整できる機能があって便利ですね。画像処理ソフトいらないじゃん。
キーワードは、右クリックの「図の書式設定」。これで大体のことができます!

もう疲れたけど、もういっこ

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もうあれだけ過程を見てきたら、これなんてどうやってるか想像つくんじゃないでしょうか…。
っていうか、先の作例より、ぜんっぜん大したことしてません。
これは、写真と、文字と、四角と、丸を、そのまま色つけて並べて置いただけです。
透過やぼかしなどの特殊効果は一切使っていません。

写真と文字が入る位置を分けたデザインの例ですが、ポイントは…色?かな?
まずは、色をシンプルに。テーマカラーを緑と決めて、緑の濃淡で文字を入れるエリアを分けて作りました。
写真を使ったデザインって、写真のカラフルさにもよるんですが、にぎやかになりがちです。
色に統一性を持たせて、また色数を抑えることで、シンプルに見せています。
こういうかっちりした写真の場合だと尚更、シンプルにまとめることが、写真の雰囲気を邪魔しないのかも。
しかし、暗い感じにはしたくないので、明るめの緑を採用しました。
写真の背景も白っぽいので、写真の上に文字も乗せてみました。
こういう写真は文字が乗せやすいですし、黒が映えますねぇ。

この中であえて技術を説明するなら、文字列のアーチ効果だろうか…。

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Pのロゴ部分の「ピープラス コンサルト」という文字ですが、これはアーチをかけています。
かけ方は簡単で、アーチをかけたい文字列を選び、上部メニューの「書式」から、リボンメニュー内の「文字の効果」を選択、「変形」でアーチ部分を選択します。

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すると文字に合わせて四角形が表示されるので、この四角の大きさを変えて、アーチのかかり具合を調整します。おわり。
パワポのアーチって簡単にできるのね。

こんな感じでパワポで作るPOPシリーズ第2弾でした。
ちなみに第3弾も予定しています。間があいちゃうかもしれませんが…。

パソコンにOfficeしか入っていないけど、綺麗な印刷物を作りたいと思っていらっしゃる方の…少しでも参考になれば…幸いです…!
綺麗な写真を使えば、あまり手間をかけることなくサクッと良いものができますしね。

それでは!Have a nice design!