誰かに見てもらうための、簡単なデザイン

《読んだ本》徹底マスターJavaScriptの教科書

総ページ数500P超えという、JavaScriptの教科書というか辞典というか、そんな感じの大作《徹底マスター JavaScriptの教科書》を読みましたのでレビューです。
読むのに非常に時間がかかりました・・・500Pの技術書というのは目を通すだけでも大変です…。
内容も難しいものから理解しやすいものまで色々と掲載してあり、ほんとにボリューミーなご本でした…。

これは辞典ではないでしょうか

まずこの本に掲載されている内容です。
JavaScriptの概要から始まり、プログラムの実行方法と書き方、変数や値、配列の基礎、式と演算子、制御構文、関数、オブジェクトなど、実際のプログラミングで使う構文などが細かく取り上げられて解説されています。
一部の式や関数を使って実際に動かせるプログラムを作っていく演習的な内容ではなく、関数など1つ1つを取り上げて、それを実際に使うための例文やオプションとして使用できる値などの一覧表がそれぞれに書いてあるので、国語辞典や英和辞典などである「この単語の使い方【例文】」が沢山ついた本…といった感じです。

専門用語ももちろんですがいっぱい出てきます。それぞれの解説はありますが、一度解説するとその後はその用語を普通に使いながら文章は進むので、後半になればなるほど専門用語で文章が埋められている率が高くなります。
なので、飛ばして読んだりするとわけがわからなくなるかもしれません。
用語についても結構ぎっしり出てきているので、このあたりも辞典感が満載です。

「この本を読めばホームページに◯◯な動きをつけることができる!」という、ひとつにつながった内容ではなく、どちらかというとJavaScriptを書いていて困った時に参照する本かな…といった印象を受けました。
この本を読んで何か大きな機能を実装する…という目的を達成するには少し使いづらい本かもしれません。
対象読者に〈プログラミングがはじめての方〉と書かれていますが、ほんとにはじめての方はJavaScriptを使うと何ができるかという細かい機能を知ることは可能かもしれませんが、プログラミングの全体像をイメージするのはこの本だけではしにくそうな感じがしました。

私はJavaScriptをゴリゴリ書いているわけではなく、何度か勉強会や書籍などで勉強する機会はあったのでJavaScriptを使えばどういったことができるかや簡単な構文などを見れば分かる程度で、自分で1から作ることはまだまだ難しいレベルです。
書かれている内容の初歩的な部分はなんとなく分かりましたが、難しい関数など出てくるともう何が何だか分からなくなりました…。
一気に読んだのでなおさらだったと思います。辞典を一気に読む人はいませんよね…。

少しづつ読んで、できれば「こんなことがしたい!」といった目的意識を持って、それに必要な部分から読みだしていくのが良いかな…と思いました。専門用語や前後関係など分からない部分は出てきそうですが、それの解説は本の中のどこかにあると思うので、分からない部分を探しながら、少しづつ知識をつけてながら読んでいくのがこの本の使い方なのかな…と思いました。

例題が数学的

私が読む際に引っかかったとこなのですが、例題が数学的です。
どのような内容かというと「フィボナッチ数列を求める関数」を作る例題だったり、「エラトステネスのふるいで素数を求め、それから双子素数を見つけて出力するプログラムを作る」だったり、「配列要素の自乗和の平方根を計算する」例だったり…数学が苦手な私にはとりあえず何をやってるのか、というか目的が何なのかさっぱり分かりませんでした・・・。
旦那(数字につよい)に解説してもらっとところ、フィボナッチ数列もエラトステネスのふるいも特に難しい理論ではないらしいですし(すごく単純だよと言われた)、どういったものかというのは文中にも解説はあるのですが、さっぱり分からず・・・。これを含めた難しい言葉も割と出てくるので、???となりながら読む…というよりは目を通した感じです…。
数学が得意な方だったら問題はないのかなぁ…と思ったりしますが、ほんと数学がだめな私にはまず想像ができないのでちょっと読みづらい部分がありました。
もちそんそうでない例題も多いのですが、他にもグラフ的な線を出力したりなど、数学の知識があった方が分かりやすい例題がちらほらありました。

バグとエラーへの対処法も書いてある

難しい構文の説明も多いのですが、そういった構文等の説明の他にも〈バグとエラーへの対処〉〈正規表現〉〈Webブラウザのホストオブジェクト〉など、分からないからこそ引っかかってしまったり、分かっていても案外見落としがちなんだろな…と思う部分の対処法が細かく書いてある章もあります。これは初心者の方には嬉しいのではないでしょうか。
このあたりの話はまだ読みやすく、デバッグの方法やWebページ上でJavaScriptがどのような動きをするのかといった仕組み的なことが書いてあります。
Ajax、APIの活用といった、実際のWebの現場でよく使われているような技術にも触れてあります。

ECMAScript6に準拠

私は全然詳しくないのですが、ECMAScriptというJavaScriptの中核となる技術に基づいて書かれているそうですが、それの最新版のECMAScript6に対応しています。6で新しく追加された機能など、5との違いも要所要所で分かりやすく解説されています。

私はこの本を一気に読みましたが、3週間くらいかかりました…これは個人差があると思いますが…。
「◯日でマスター!◯◯の本!」といった、すぐ読んで実践していくタイプの本ではなく、多くのことについて細かく解説してある本なので一気に読むにはあまり向いていないと思いますし、一気に読んで覚えようとすると多分心が折れます。
出てくる単語や関数など非常に多いので、一度読んで内容を完全に理解するのは難しいと思いますし、そういった用途で作られているわけではなさそうです。
困ったときに見て理解を深めるには最良の本ではないかと思いました。一冊あれば心強いです。

小学校の時、暇つぶしに国語辞典を最初から読んでた時のことを思い出しました。

それでは!Have a nice design!!