誰かに見てもらうための、簡単なデザイン

読んだ本《公式ディレクトリ掲載テーマで学ぶWordPressサイト制作入門》レビュー

今月発売されました「公式ディレクトリ掲載テーマ」で学ぶ WordPressサイト制作入門

公式テーマから学ぶWordPressの本、ということで、今までないような内容の本です(←ダジャレ!)。
いや、私が知らないだけかもしれませんが…。
というわけで、早速読んでみたのでレビューなど書いてみたいと思います。

IMG_1323

Web制作者必携!

公式ディレクトリテーマ??

公式ディレクトリテーマとは、WordPressの公式団体「WordPress.org」が審査を行い、公式に提供しているテーマ(Webサイトのデザイン)で、WordPressの管理画面「外観→テーマ」から選ぶことができたり、WordPress › Free WordPress Themesからダウンロードしたり…とできます。
公式ではないテーマは、審査を通していなので、ウィルスが含まれていたり、何か不具合が起きる可能性があるものがあります。
なので、テーマをどこからかダウンロードして使いたい場合、公式ディレクトリ掲載テーマを使うのが推奨されています。

その公式テーマの中でも、WordPressをインストールすると入っている「Twenty Thirteen」などの「Twenty」が名前についているテーマ(デフォルトテーマといいます)、これはWordPress開発チームが作ったテーマで、その時の最新のWordPress技術が組み込まれたテーマになっています。

この本は、その最新テーマ(Twentey Thirteen)がどのように構成されているかを読み解く&著者さん制作のオリジナル公式テーマの開発過程を学ぶ内容の本です。

ちょっと慣れた人向け?

この本は、あらかじめ用意してあるテーマのコード解説が主ですが、テーマの全てのコードが解説されているわけではありません。よって、本の通りにすれば何もない状態から1からWordPressサイトが作れる!というタイプの本ではなく、WordPressについてもっと理解を深めたい時に読む本かと思います。
もちろんそのテーマやファイルの重要な箇所の解説はあるのですが、ある程度WordPressのコードを書いたことがある人、HTMLやCSS、PHPが理解できる人向けかなぁ…と思いました。そういう人が読んだら、ぐっと理解が深まるのかも。
「Twenty Thirteen」を使ってホームページを立ち上げたい、と思っている人にも良いかもしれません。HTML、CSS、PHPの基本的な解説はありません。

公式テーマをこれほど解説した本はないのかも

私が知らないだけかもですが、この本はデフォルトテーマ「Twenty Thirteen」のファイル構成からタグから何から分解して解説しています。WordPressやPHPにそんなに親しんでない人なら「TwentyThirteenって何((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル!?そんな中身とか分からんし!」みたいな感じになると思うんですが(私がそうです)、「こんな仕組みになってたんだ!」「この表示はここのコードが出してたんだ!」というような新しい発見があったりします。最新のWordPressのテーマを学ぶことがWordPressの理解に繋がる、という考え方は、とても堅実な考え方で、着実に理解していけるのではないかと思います。

他人のやり方が分かる

この本の前半はTwenty Thirteenの解説、後半は著者さんオリジナルテーマ「sonoichi」の解説です。普段他人がどのようにテーマを作っているか、ましてや公式に登録されるようなしっかりしたテーマの制作過程を見ることはあまりないと思うのですが(制作会社さんとかだったらそんなこともないのかなぁ)、この本ではその過程が見れます。テーマを作るときのコツや段取り、各テンプレートファイルの作り方などが順を追って説明されています。
コード全てを解説しているわけではなく、ピンポイントになるので、ある程度内容を想像できるだけのWordPressの知識はいるかもですが、WordPressのコードに触れたことのある人や、公式テーマを作りたい人なら、きっとすごく役立つ解説なのではないかと思います。

Google Chromeのデベロッパーツール

Google Chromeのデベロッパーツールの使い方も書いてありました。これは初心者には嬉しい!
デベロッパーツールは、書いたHTMLやCSSなどを検証するのに役立つツールです。これを併用して開発を進めていきます。
私はよく分からないままデベロッパーツールを使っていたのですが、この記事は参考になりました(*゚∀゚)!

アクションフック、フィルターフック

私はフックを意識して開発などしたことないのでよく分からないのですが、フックについての解説が数箇所あり、丁寧な解説でちょっと理解できたような気がします。PHPもままならないレベルなので、一から書くのは難しいですが…。
フックとは特定の箇所で実行できる関数をつける仕組み?です(←説明が曖昧)。指定したタイミングで、オリジナルのカスタマイズを付け加えることができたりします。
実例もあるので、フックってこういうことをやってたんだ、というのが分かりました。初心者にとってはちょっと進歩です。

そのほかのカスタマイズ

条件分岐タグや子テーマなどで、公式テーマをカスタマイズする方法も載っていました。子テーマの解説がシンプルで分かりやすかったです。ちなみにプラグインについては最後の方に少しだけ紹介されています。

まとめ

この本を読んで「WordPressってこんなことをやってたんだ!」とか「こんなことができるんだ!」という発見が多かったです。function.phpなんて、何書いてあるか、どんなことに役立つのかよく分かってませんでしたが、この本を読んで意味が理解できたような気がします。

すぐにサイトを作りたい!という初心者さん向けの本ではありませんが、これからゴリゴリカスタマイズしたい、とかテーマ作っていきたい、という人には、中身が分かる良い本だったなぁと思いました。私は何も分からぬまま、ただ本に記載されたコードを書いてWordPressサイト(このブログ)を作った人なので、この本を読むことで、自分が書いてきたコードの意味をよく知ることができたと思います。

一から作るのであれば「本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書」などの、一から手を動かしてコードを書き、実装していくタイプの本がオススメですが、ステップアップしていくなら「公式ディレクトリ掲載テーマ」で学ぶ WordPressサイト制作入門もいいなぁと思いました。
初見では少し難しそうに感じられますが、本文にも書いてあるんですが、何度も繰り返し読んで、ちょっとづつ理解していくタイプの本だと感じます。

こんな書評とか書いていますが、私ははWordPress初心者です(まだ初心者を脱却できない)。
初心者の書評ですが、何かの参考になれば幸いです。

それでは!Have a nice design!!